電気製品を自作する際に必要なツールと注意する点


電気製品の自作に必要な工具

ラジオや電気スタンドをはじめ、スピーカーやパソコンなど、素人でも自作できる電気製品はたくさんあります。トランジスター・抵抗・コンデンサーなどを集めて配電盤に設置していき、完成して音や光が出るとこの上ない喜びを感じられるでしょう。電気製品の自作に必要な工具は、ハンダゴテやドライバーのほか、ラジオペンチやニッパーからピンセットに至るまで、どこの家庭にも置いてある物で大体カバーできます。配電盤の制作に欠かせないハンダ付けには、ハンダゴテ台やコテ先に加え、ハンダ吸取器とハンダ吸取線があると便利です。ハンダ吸取器とハンダ吸取線は、誤ってハンダを付けたり、部品を取り外したりする際に使います。ハンダを潤滑にするためのフラックスも用意すると作業がスムーズに進むでしょう。フラックスは、ハンダの乗りが悪い時に効果があるし、基板銅箔面の酸化防止にも役立ちます。

怪我を防ぐ道具を揃えよう

電気製品の自作には、高熱のハンダゴテを使用することが多く、火傷や怪我を防ぐ装備が欠かせません。ハンダゴテを使用する時は、必ず耐熱手袋を装着しましょう。絶縁体を用いた手袋なら、感電も防げます。一般家庭の交流電源を利用する電気製品の場合は、電圧が高く細心の注意が必要です。乾電池を電源とする電気製品なら、感電しても電圧が低いので大怪我につながることはありませんが、感電した時に驚いて作りかけの製品を壊してしまったり、反動で他の場所に手をぶつけて怪我をしたりすることもあるので注意しましょう。

プリント基板設計とは、プリント基板が回路設計者が作成した回路図通りに正しく作動するように、銅箔の形状、穴の位置、大きさなどを決めるものです。